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富岡製糸場と絹産業遺産群 - 神林不動産鑑定/神林宏明

 

群馬県はかつて上野(こうずけ)・上毛・上州とも呼ばれており、関東で一番北部に位置します。人口は約198万人ですが、県土面積は約6,363k㎡あり、大きさは全国第21位です。日本列島のほぼ中央にあり、県西・県北の県境には山々が連なり、南東部には関東平野が広がることから、県形は鶴が飛翔している姿にたとえられます。県土の約3分の2が丘陵地帯で、周辺を新潟県、長野県、埼玉県、茨城県、栃木県、福島県に囲まれた、内陸の「海なし県」でもあります。

 

富岡製糸場と絹産業遺産群

東京から高崎市まで新幹線で約1時間とアクセスは決して悪いものではありませんが、2012年のある「全国知名度ランキング」では47都道府県中47位という有り難くない結果になり、どことなく影の薄いイメージがあります。ネット上では、「地球最後の秘境グンマー」として密かに盛り上がっていると聞き及んでいます。東京都出身で縁あって3年前に高崎市で不動産鑑定事務所を開業した筆者にとっては、「秘境ネタ」や、「47位」という結果に特段の感想はありませんが、お世話にもなっている群馬県、自分なりに群馬県の魅力を伝えたいと思います。とは言うものの、紙面の関係もあり、最近話題となった「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録について触れます。

 

富岡製糸場は、明治5年に明治政府の近代化政策のもと、日本の主要輸出品であった生糸の品質向上と増産を目指して設立された官営模範製糸場で、約140年前の建造時の建物がほぼ原形のまま残されています。養蚕業の衰退から操業を停止した昭和62年以降も操糸機などの機械設備が保存されていることから、産業遺産としての価値が認められました。今回の登録では、富岡製糸場ばかり注目されがちですが、他にも養蚕の技術革新の過程を示す「田島弥平旧宅」(蚕の新しい飼育法を確立し、旧宅は近代養蚕農家の原型)、「荒船風穴」(冷蔵庫のない時代、長野県境にある荒船山の麓の岩の隙間から吹き出す冷風を利用した国内最大規模の養蚕の貯蔵施設)、「高山社跡」(高山長五郎は養蚕教育機関高山社を設立し、その技術を全国に広めた)が絹産業遺産群として一括で指定されています。ただ、4地区はそれぞれ離れた場所に位置しており、公共交通機関を利用して個人で巡るのはアクセス状況がよくありません。現在、このコースを巡るツアーバス等の検討がされていますので、訪れる際には県のホームページ等で運行状況を確認されることをお勧めします。誰もが一度は教科書等で目にした事がある「富岡製糸場」に是非お越しください。

 

神林不動産鑑定

不動産鑑定士 神林 宏明

株式会社ビル経営研究所の「週刊ビル経営」より転載(許諾済)


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